介護の職場は人間関係が悪い!?4つの原因としんどい時の対処法!

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介護のお仕事をされている方のほとんどが”職場の人間関係で悩んだ経験”があると思います。どうしても苦手な人がいたり、もしくは自分が馴染めなかったり、仕事に直接関係のないことですが介護職の離職理由の上位に入る問題です。

本記事では、介護士歴13年の間に色々な職場でたくさんの介護士さんと接した経験から「介護の職場での人間関係はどうしてしんどいのか」ということについて考察してみました。対処法も説明しておりますので参考になれば幸いです。

介護の職場は人間関係が悪い?!

介護の職場で働いている方の離職理由は色々あると思いますが、初めにお話しした通り「職場の人間関係」が離職理由の上位という事に「やっぱり」と思われる方が多いと思います。私の周囲でも「別にやりたい事が出来た」に次ぐのが「人間関係」が原因での退職です。私自身も派遣以外では2度「退職」を経験していますが、その1回は人間関係がつらくてストレスで体調を崩してしまい退職となりました。

人間関係が離職理由の上位であることから「介護職は人間関係が悪い所が多い」という事は事実のようにも思えますが、本当にそうなのか?本当ならば理由は何か?気になる所です。

原因1:介護の職場は色んな人の集まり

介護職に限った事ではないのですが、介護職は特別”色んな人の集まり”だと感じます。まず、介護の職場で働くのは介護士だけではなく、介護支援専門員や看護師や理学療法士など複数の職種の方が混在している施設も多くあります。

「介護士と看護師は仲が悪い」なんてよく聞きませんか?確かに高圧的な感じの看護師さんもいますが、本当に親切な看護師さんもいます。異なる職業なのでもちろん考え方の違いはあると思いますし、性格にもよりますよね!

更に、介護士は年齢の幅が広く10代から60代ぐらいまでの方が活躍しています。その中でも、介護の学校を出て新卒で介護職に就いた人もいれば看護師から介護士になった人、歯科衛生士から介護士になった人、保育士から介護士になった人など様々な職歴を持っている人も大勢います。

年齢や経験が違えば考え方も違っていて当然です。ホントに色んな職業を経験された方がいて面白い!

介護職は無資格OKな所も多く人手が足りないという事もあり、入職へのハードルは決して高くはありません。それ故に介護職に就きたい!と熱い思いを持っていない方でも始めやすい職種であり、介護職員間での仕事に対する温度差が大きいということもあります。

「介護職に対する熱量がすごい人」と「仕事の中のひとつと捉えている人」の温度差が大きすぎるとちょっとしんどいかもしれません。どちらも間違いではないのですが・・・

介護の仕事場では「職種の違い」「年齢の違い」「働き方(立場)の違い」「職歴や経験の違い」「仕事への想いの違い」「性格や考え方の違い」などがあり、それらの差が大きいほど分かり合えない事もあるかもしれません。

原因2 : 連携が必要な職業

先ほどお話した通り介護士は他の職業の方々とも連携を必要としますが、それ以上に介護士同士の連携も必要とされます。

介護職の多くは複数の介護士で入居者さんを介護します。介護士が思い思いの方法で介護するのではなく、それぞれが同じようなクオリティのサービスを提供できなければいけないので入居者さんに関する様々な情報を介護士同士で共有します。何か新しい問題が起こった時などもどうするべきか話し合って決めていきます。

情報だけなら記録を読めばわかるかもしれませんが、介護士同士で相談したり協力したりする場面も多くありますよね。人とコミュニケーションをとるのが苦手な人もいますし、新人時代は聞いていいのか悪いのかも悩みます。入居者さんとお話するのは楽しいけど・・という声も多いですよね。

介護職では連携をとる事が大切ですが、人とコミュニケーションをとるのが苦手な人も多く、一緒に働く人がそれを理解できていないと仕事上の問題も出てくるかもしれません。何よりもお互いがストレスを感じて更に悪循環なパターンに陥ることも。

原因3 : 働く環境の悪さ

低賃金で重労働、シフト勤務で生活リズムが崩れて体調も崩しやすい。人手不足で休みも思うように取れず・・・と、私が介護の仕事を始めた30年ほど前と今を比べてもそれほど大きく改善されていないような気がします。

もちろん、施設によって働きやすさは大きく異なりますが、他の仕事と比べて低賃金で重労働なのは間違いありません。

体力的にしんどい、お給料も少ない、時間の余裕もない。となれば心の余裕は生まれません。奉仕の精神で頑張ってる!という人も多いのでは?

働く時に何を重要視するかは人によって異なります。しかし、労働内容、労働時間に見合わない賃金だと自身の生活に大きく影響します。また、無理なシフトや夜勤の多さなどもストレスとなります。

原因4 : 自己肯定感の低さ

日本人は自己肯定感の低い人が多いと言われていますが、その中でも介護職に就いている人は特に自己肯定感の低い人が多いと感じるのは私だけでしょうか?もちろん私自身を含めて。

私は介護職を一時期離れ、大学で心理学を学びながらカウンセリングルームでアルバイトをしていたことがあります。介護職に戻った今でも人の言動に隠れた本音を探ってしまうところがあり、介護の職場でちょこちょこと現れる気になった人をいくつかまとめてみました。

  • 自分が傷つくのを恐れ、高圧的な態度をとることで自分を守っている人(やることが多すぎてただイライラしてるだけの人も。)
  • 承認欲求が強い為自分の意見を肯定してくれる人だけを認める人(自分以外の人が称賛されていたら悪口を言ったりする。派閥の原因にも。)
  • ”完璧な自分でなければ価値がない”と自分に厳しく、人にも厳しい(その人の中ではみんなできて当たり前。)
  • 弱い自分を隠したり価値のある人だと思われたくて人より優位に立とうと相手の間違いを過度に指摘する。いつも上から目線。(介護の職歴マウンティングもコレ)

職場に思い当たる人はいませんか?これらは意識的にわざと行っているのではないので自覚症状はありません。

自己肯定感が低い事が決して悪いわけではありません。ただ、ストレスのある状態だと自分の弱い部分をカバーしようと無意識に自己防衛スイッチが入ります。そのスイッチが強烈な人もいて周囲にとっては苦痛なこともあります。

対処法はある?

介護の職場は人間関係の悪いところが多いのか?という事について4つの原因から「人間関係が悪いところは少なくはない」と言えると思います。ですが、誰だって楽しく働きたいし、人間関係の問題で悩んだりはしたくはありません。現在人間関係が悪い施設で働いている人や、人間関係が悪い施設に就職してしまったという人はこれからどうすればいいのでしょうか?

人間関係がしんどい時の対処法を考えてみました。

  • 相手の考えを一旦受け入れる(自分と違って当たりまえ、相手に変わって欲しいと思わない)
  • 自分の苦手な事は前もって伝える(コミュニケーションが苦手など)
  • 自分の心の状態を振り返る余裕を持つ(ストレスがたまったら発散するなど)
  • 苦手な人とあえて話してみる(共通点を見つけると仲良くなれます)
  • なぜその人が苦手なのかを考えて自分の弱点を知る(私はマウントをとりたがる人が苦手・・)
  • 相手の状態を分析して適度な距離をとる(原因4を参考に、○○だからああなのね・・と)
  • 職場を離れたらとにかく忘れる(これが最も重要!あくまで仕事上の関係の人です)
  • 職場で相談できる人に聞いてもらう(第三者の客観的な意見は意外と違ったりして)
  • 悩んでいる時間がもったいないから転職する(相手を分析してわかった気になったところで結局相手は変わりません。上手くかわせないなら転職するのが一番!)

人の生活に寄り添った仕事ということもあり、介護の仕事をする人は色んな意味でとても人間らしい人が多いような気がします。苦手だと思っていた人とじっくり話せば「こんなにも可愛らしい人だったのか!」と思うこともあります。

でも、ストレスフルな状態の人に近づきすぎると危険な事もあります!標的にされたり巻き込まれたりしないよう注意も必要です。距離感が難しいですね・・

まとめ

介護の職場の人間関係が悪くなる原因を4つお話ししました。介護士は年齢や経験、性格に違いはあれど、根は優しいという共通点があります。決して良い環境とはいえない介護職ですが、誰かの為に頑張ったり、他の人のミスを当たり前のようにフォローしたり。人間関係が良好なところはとても居心地がよく、自分らしく仕事ができます。

介護の職場は人間関係がつらくてやめる人もいますが、自分に合った働きやすい施設がきっと他にあります。今や介護職は転職があたりまえの時代です。この施設は無理!と感じたならそこは自分のいるべき場所ではないという事!次の職場をさっさと探しましょう!

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この記事を書いたのは・・
こーこ

有料老人ホームで介護派遣として働く1児のママ。

20代→介護士になる。介護福祉士試験合格。パート、正社員として働く。

30代→正社員として数年間働いた後しばらく介護職から離れ、カウンセリングルームでアルバイトをしながら大学で心理学を学ぶ。その後介護職に復職し介護派遣として働く。出産&育児で介護職から離れる。

40代→9年のブランクの後、派遣で介護職に復帰。

介護士歴はトータル13年ほどで、正社員、パート、派遣社員の3つの働き方を経験しています。

女性のライフスタイル、年齢、環境などに合った働き方について情報を発信していきます!

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